4日連続の猛暑日となった岐阜県多治見市で、駅を利用する人たちに涼しさを感じてもらおうと、地場産業の「美濃焼」で作られた焼き物の風鈴が、駅の通路に飾りつけられました。6年前、国内の観測史上最高となる40度9分の暑さを記録した多治見市が、地場産業の「美濃焼」のPRとともに、JR多治見駅を利用する人たちに涼しさを感じてもらおうと毎年、取り付けているものです。
10日は、市の職員6人が駅を南北に通る通路に42個の風鈴を飾りつけました。風鈴は杯を逆さまにしたような形で、涼しげなブルーの水玉模様が施されています。多治見市は、10日も35度を超える猛暑日となりましたが、駅の通路には涼しげな風鈴の音色が響き渡っていました。
窯元の加藤亮太郎さんは「きれいな音が出るように生地を薄くしたり、釉薬も薄く塗るなど工夫しました。涼しげな音色になっていると思います」と話していました。また、駅を訪れた女性は「すごくいい音色ですね」と風鈴の音を楽しんでいました。この風鈴は8月末まで飾られます。(NHK新聞からまとめ調査)